「結婚相談所で素敵な人に出会ったのに、なぜか好きになれない…」そんな悩みを抱えていませんか？
プロの仲人として、多くの方が抱えるこの心理には、共通する3つの理由があるんです。
この記事では、あなたが相手を好きになれない心理の深層を解き明かし、短所や理想、ときめきへの執着を乗り越える具体的な対策法をお伝えします。
相手の良い点に目を向け、ときめきより居心地の良さを重視することで、きっと結婚相手として心から向き合えるはずです。
結婚相談所で出会った人を好きになれない3つの心理
結婚相談所で出会った方を好きになれないと感じる方は、決して少なくありません。真剣に結婚を考えているからこそ、相手の良い点だけでなく、気になる点にも目がいきがちです。
ここでは、あなたがなぜ「好きになれない」と感じてしまうのか、その主な心理を3つ解説します。
①相手の短所ばかりに目がいってしまう
婚活で出会う相手に対して、「この人で本当に大丈夫だろうか？」という不安から、つい相手の短所や欠点ばかりを探してしまうことがあります。
結婚相談所での出会いは、恋愛感情が先に芽生えるというよりも、結婚というゴールを見据えて冷静に相手を評価する側面が強いため、自然と減点方式で見てしまいがちです。
例えば、会話のテンポが合わない、食の好みが違う、少し清潔感に欠けるなど、些細なことでも気になり始めると、それがどんどん膨らんで「この人とは合わない」という結論に達してしまうのです。
しかし、人間誰しも完璧ではありません。短所にばかり目を向けてしまうと、相手の持つ素晴らしい長所を見逃してしまう可能性が高まります。
②理想の条件を満たしていない
結婚相談所では、事前に相手のプロフィールを見て、年収、学歴、職業、身長、趣味など、さまざまな条件を比較検討します。
そのため、自分が思い描く「理想の結婚相手」の条件と少しでもズレがあると、「この人じゃない」と感じてしまう心理が働きやすいです。
「身長はもう少し高い方がいい」「もっと会話が面白い人がいい」「経済力はもう少し欲しい」といった具体的な条件はもちろんのこと、「もっと刺激的な人がいい」「もっと優しい人がいい」といった抽象的な理想も、あなたの心の中で相手を評価する基準となっています。
しかし、すべての条件を完璧に満たす相手は、現実にはなかなか存在しません。理想が高すぎると、目の前の素敵なご縁を自ら手放してしまうことにもなりかねません。
③交際していてもときめかない
多くの人が「好きになる」という感情には「ときめき」が伴うものだと考えています。
しかし、結婚相談所での出会いでは、一般的な恋愛のように劇的なときめきを感じにくいことがあります。これは、結婚を前提とした真剣な出会いであるため、感情よりも理性で相手を見極めようとする傾向が強いためです。
デートを重ねてもドキドキしない、手をつないでも特別な感情が湧かない、といった状況に直面すると、「やっぱりこの人のことを好きになれないんだ」と判断してしまいがちです。
しかし、結婚生活において本当に大切なのは、一時の激しいときめきだけではありません。穏やかな安心感や、一緒にいてホッとできる居心地の良さ、そして相手への尊敬の気持ちなど、さまざまな感情が「好き」という気持ちへと育っていくことも多いのです。
出会った人を好きになろうと努力すべき？
結婚相談所で活動されている方から、「出会った人を好きになれないけれど、努力すべきでしょうか？」というご相談をよくいただきます。
結論から申し上げますと、「好き」の形を広げ、ある程度の努力をしてみることは非常に大切です。しかし、無理をしてまで関係を続ける必要はありません。大切なのは、あなたがどんな「好き」を結婚相手に求めているのかを再認識することです。
恋愛と結婚は違うことを再認識しよう
私たちはつい、恋愛ドラマのような「一目惚れ」や「強烈なときめき」を「好き」だと捉えがちです。しかし、結婚相手に求めるものは、恋愛相手に求めるものとは少し異なる場合が多いものです。
結婚相談所で出会う方は、お互いに結婚を真剣に考えているパートナー探しです。情熱的な恋愛感情がすぐに湧かなくても、相手の人柄や価値観、一緒にいて感じる安心感や居心地の良さに目を向けてみてください。
結婚生活においては、ときめきよりも信頼や安心感が大切になる場面が多々あります。
時間をかけて相手の良い面を知り、尊敬できる部分を見つけることで、穏やかで深い愛情が育っていくことも少なくありません。焦らず、じっくりと相手と向き合う時間を設けてみましょう。
生理的に無理の場合は無理はしない
「努力は大切」とお伝えしましたが、唯一無理をしてはいけないケースがあります。それは、生理的に受け付けられないと感じる相手です。
外見やちょっとした癖が気になる程度であれば、関係を深める中で気にならなくなることもありますが、触れることや近くにいること自体に強い嫌悪感を覚える場合は、無理に努力する必要はありません。
生理的な嫌悪感は、理性でコントロールするのが非常に難しい感情です。無理をして関係を続けても、お互いにとって良い結果にはなりませんし、あなた自身が大きなストレスを抱えてしまいます。
結婚生活は長く続くものですから、生理的に無理な相手との結婚は避けるべきでしょう。この場合は、ご自身の感情を正直に受け止め、次の出会いに目を向ける勇気も必要です。
マイナス面よりプラス面を探そう
「好きになれない」と感じる理由の一つに、相手の短所ばかりに目がいってしまう、ということがあります。
完璧な人など存在しませんから、どんな人にも良い面と悪い面があります。もしあなたが相手のマイナス面ばかりに意識が向いていると感じたら、一度視点を変えてみましょう。
相手の良いところや長所、尊敬できる点はどこでしょうか？
例えば、仕事に対する真面目さ、家族を大切にする気持ち、困っている人に手を差し伸べる優しさ、話を聞いてくれる傾聴力など、どんな小さなことでも良いので、相手のプラス面を探してみてください。
意識的に良い点を見つけようとすることで、相手に対する印象が少しずつ変わっていくことがあります。これは、相手を好きになるための大切な努力の一つです。
結婚相談所で出会った男性を好きになるには？
結婚相談所で出会った男性を好きになれないと感じることは、決して珍しいことではありません。しかし、少し視点を変えたり、考え方を変えたりするだけで、お相手の意外な魅力に気づき、好きという感情が芽生えることもあります。ここでは、お相手を好きになるための具体的なアプローチ方法をご紹介します。
加点法で相手を見る
婚活では、ついついお相手の短所や、自分の理想と異なる点ばかりに目がいき、減点法で見てしまいがちです。しかし、完璧な人など存在しません。大切なのは、お相手の良い点や努力している部分を見つけて、評価していく「加点法」の視点を持つことです。
例えば、デートでさりげなくドアを開けてくれた、会話中に自分の話を真剣に聞いてくれた、といった小さな気遣いや優しさでも構いません。一つでも良い点を見つけたら、心の中で「良いな」と加点してみてください。そうすることで、お相手の印象は徐々に変わっていくはずです。
ときめきよりも居心地の良さを重視する
恋愛における「ときめき」は、結婚を考える上では必ずしも最優先事項ではありません。結婚生活は日常の積み重ねであり、長く一緒に過ごす相手には、ときめきよりも「安心感」や「居心地の良さ」が重要になります。
一緒にいてホッとできるか、素の自分を出せるか、沈黙が苦にならないかなど、精神的な安定感があるかどうかを大切にしてください。
ときめきは時間とともに薄れていくものですが、居心地の良さは関係性を深めるほどに増していくものです。
外見は変わるものと考える
「顔がタイプじゃない」「ファッションセンスが好みではない」といった外見に対する不満が、好きになれない原因になっていることもあるでしょう。
しかし、人は年齢とともに変化しますし、ファッションや髪型で印象は大きく変わるものです。また、結婚生活において本当に大切なのは、内面や人柄です。清潔感は大切ですが、外見の好みだけで判断せず、お相手の内面に目を向けてみてください。
お相手の考え方や価値観、仕事への姿勢など、内面的な魅力に気づくことで、外見へのこだわりが薄れることもあります。
その人と生きていく将来をイメージする
お相手を好きになるためには、具体的な将来をイメージすることも有効です。
デートの延長ではなく、「この人と結婚したらどんな生活になるだろう？」と、結婚後の日常を想像してみてください。
例えば、休日の過ごし方、困ったときに助け合えるか、病気になったら支え合えるか、老後の生活はどうなるか、といった具体的なシーンを想像してみるのです。
そうすることで、お相手が人生のパートナーとしてふさわしいか、共に歩むイメージが湧いてくるかもしれません。具体的な将来像を描くことで、お相手への感情が変化し、愛情が深まるきっかけになることがあります。
自分では分からないときはカウンセラーに相談しよう
これまでご紹介した対策を試してみても、やはり「出会った人を好きになれない」という感情が拭えないことは、決して珍しいことではありません。
婚活は時に長く、精神的な負担も大きいものです。 そんな時は、決して一人で抱え込まず、ぜひ結婚相談所の専任カウンセラーに相談してみてください。
あなたの複雑な心境を理解し、客観的な視点から具体的なアドバイスを提供してくれる心強い味方です。 プロのサポートを得ることで、停滞していた状況が大きく動き出すきっかけになるかもしれません。
客観的な視点から状況を分析しアドバイス
婚活中は、どうしても自分の感情や思考に囚われがちで、視野が狭くなってしまうことがあります。
特に「好きになれない」という感情は、個人的でデリケートな問題であり、自分一人で解決しようとすると、堂々巡りになってしまいがちです。 結婚相談所のカウンセラーは、あなたの性格やこれまでの交際経験、そしてお相手の方の情報を総合的に把握しています。
その上で、第三者としての客観的な視点から、あなたが気づいていないお相手の魅力や、なぜ「好きになれない」と感じてしまうのかという心理的な背景を丁寧に探ってくれます。
時には、「この方にはこんな良い面がありますよ」「あなたの理想が高すぎるのかもしれませんね」といった率直な意見をくれることで、新たな気づきが得られることも多いでしょう。
自分の本当の気持ちや結婚観を整理できる
「好きになれない」という気持ちの裏側には、実は様々な要因が隠れていることがあります。
例えば、過去の恋愛のトラウマ、結婚に対する漠然とした不安、あるいは「本当はどんな結婚生活を送りたいのか」という結婚観がまだ曖昧なまま、婚活を進めているケースも少なくありません。
カウンセラーとの対話は、まるで鏡のように、自分の本音や潜在的な願望を映し出し、整理する貴重な機会となります。
「本当に求めているのは、ときめきなのか、それとも安定や安心感なのか？」 「結婚相手に最も重視したいのは、経済力なのか、価値観の一致なのか？」 といった問いかけを通じて、自分の結婚に対する軸を明確にすることができれば、お相手を見る目も自然と変わってくるはずです。
まとめ：結婚相手を好きになれないときは相手の良いところを探そう
結婚相談所で「出会った人を好きになれない」と感じることは、決して珍しいことではありません。相手の短所ばかりに目がいったり、理想が高すぎたりすることが原因で、なかなか一歩を踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、結婚相手に求めるのは、恋愛のような「ときめき」だけではありません。それよりも「居心地の良さ」や「この人と生きていきたい」と思える将来のイメージ、そして何より相手の良いところを見つける努力が、幸せな結婚生活には不可欠です。
もし今、「好きになれない」と悩んでいるのであれば、ぜひ加点法で相手を見てみてください。小さな良い点を見つけることから、きっと新しい感情が芽生えるはずです。自分一人で抱え込まず、プロのカウンセラーに相談することも、前向きな結婚への大切な一歩になりますよ。
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